|
|
|
最近窒素ガスがタイヤに良いって聞きますがどんなところが良いのかな? |
|
窒素をタイヤに入れると次のようなメリットがあると言われています。 |
■その理由について説明します
- 元々大気中の成分は、約80%が窒素、残り20%が酸素ですので窒素自体は本当に身近にあるんですね。
- それならタイヤに入ってるじゃない?という声も聞こえてきそうですがひと言で「窒素を入れる」といいましても、正確には「湿度ゼロのドライ窒素を入れる」ことだとお考え下さい。
|
|
@空気が抜けにくい。 |
- 窒素は不活性ガスという部類に属し、酸素に比べると分子の動きが遅く、ゴム分子の格子の間を通過しにくい性質があります。
- タイヤ内部の空気は微量ですがゴム分子の隙間に入り込んだり潜り抜けています。
- 酸素は窒素に比べると活性で動きやすいためゴムを通過しやすいと言われています、隙間に入り込んだり通過した気体分子が空気圧低下の原因の一つとなります。
- タイヤ内部の空気を窒素にすると20%含まれていた酸素の分が通過しにくくなるので、空気圧の低下が少なくなると言うわけです。
|
|
-窒素(N2)と酸素(O2)のゴム膜透過図- |
|
Aタイヤを傷めにくい。
(ホイールも傷めにくい) |
- タイヤの内部にはスチールワイヤー等の金属素材が使われています。これらの金属素材はゴムに覆われて空気に触れないようになっていますが、ゴム分子の格子の間を通過した酸素分子が金属と反応して錆びることも考えられます。
- 窒素分子は金属と反応しない為錆びは発生しません。
- チューブレスタイヤの場合、ホイールはタイヤ内部の空気に接していますから、酸素や空気に含まれる水分の影響を受けます。
- タイヤに空気を入れるとき、どうしても空気の中の水分も一緒に入ってしまいます。窒素ガスは水分を取り除いた純粋なガスなので、充填する場合水分による錆びの発生を防ぐことが出来ます。
|
|
|
|
B不燃性で火災防止になる。 |
- 不活性ガスという性格から、燃焼や化学反応が起きません。
- タイヤの発熱から万一発火しても内部の空気は燃焼を増長させない効果があるので、飛行機や工場現場での巨大な作業車両のタイヤには昔から使用されてるとのことです。
|
|